日本高野連が5日、オンラインで今年度の第2回理事会を開き、1週間500球の投球制限の検証を2024年まで延長することを発表した。

20年のシーズンインから公式戦で1週間500球の投球数制限を実施し、3年間をかけて妥当か否かの検証を始め、議論を重ねてきた。当初は22年のシーズン終了後に検証結果を報告する予定だったが、新型コロナウイルス感染症に伴う大会中止、延期などさまざまな制約があり、十分なデータ収集ができず。あらためて24年シーズン終了後に向け、検証を推進していくことになった。

また今後の具体的なデータ収集方法として、今後2年間は第104回、105回選手権大会、第95、96回選抜大会をメドとして、全国大会で1回戦の試合から原則として登板投手を対象に毎試合、肩・肘検診を実施。各都道府県高野連が主催する大会でも、できるところから肩・肘検診の取り組みを実施する。