4年ぶり9度目の甲子園出場となった佐久長聖(長野)は、3大会連続22度目の出場の高松商(香川)の攻撃力の前に完敗を喫した。

藤原弘介監督(48)は「先制したいところだったが、エラーから2失点して嫌な流れになってしまった。5回までは食らい付いたが、(2本塁打の)浅野君は評判通りのバッティングだった。右中間のホームランもそうだが、特にレフトへの2ランが試合を決めるホームランになってしまった。心が折れるというか、気持ちが決まってしまった」と言い、浅野の打力を率直に認めていた。

第1打席は四球、第2打席は内野フライと、何とか抑えていたが、第3打席はフルカウントから右中間最深部に運ばれた。藤原監督は「(カウント)3-2からストレートを打たれたが、あそこはスライダーでもよかったかなと、ベンチで(先発した)広田とは話した」と、振り返った。第4打席の2本目については「甘いスライダーでした。中に入ったのを見逃さず打たれました」と、具体的に触れた。