大会前に新型コロナウイルスの集団感染と判断されていた九州学院(熊本)と帝京五(愛媛)が大会第8日に対戦。九州学院が先発全員の19安打で14点を奪い大勝。12年ぶりの甲子園白星を挙げた。

1回表に1点を先制されたがその裏、5安打で5点を奪い逆転。3、4回にも加点すると6回にも打者10人を送る猛攻で4得点。7回にも追加点を奪った。

同校OBヤクルト村上宗隆内野手の弟、慶太(3年)は「4番一塁」で先発出場。第1打席から二ゴロ失策、三振、右飛。6回の第4打席で右翼線に落ちる三塁打を放ち兄が1年夏の出場で果たせなかった甲子園初安打をマークした。第5打席は四球。第6打席は左翼フェンス直撃の二塁打を放ち5打数2安打1四球だった。

先発の2年生エース直江新は押し出し四球を2つ与えるなど制球に苦しみ3回までに毎回失点。それでも4回以降は修正し7回を4失点でまとめ先発の役目を果たした。

夏の甲子園初出場の帝京五は投手陣が打ち込まれ大量失点。春夏を通じて甲子園初勝利はならなかった。