仙台育英(宮城)が聖光学院(福島)との「東北勢対決」に大勝し、7年ぶり3度目の決勝進出を決めた。同校は夏の甲子園40勝目。東北勢の決勝進出は18年の金足農(秋田)以来で、春夏合わせて13度目。過去12回はすべて準優勝。22日の決勝で東北勢初優勝を目指す。
0-1で迎えた2回表、7安打を集中、打者14人を送る猛攻で11得点。怒涛(どとう)のビッグイニングで一気に試合を決めた。その後も3、6、7、9回にも加点するなど19安打で18得点を奪った。
守っては自慢の投手陣がこの日も継投。先発の高橋煌稀(2年)が2回を1失点。2人目の湯田統真(2年)が4回を3失点。3人目の仁田陽翔(2年)が3回を無失点に抑えた。これで4試合すべて継投で勝ち上がった。
聖光学院は2回にまさかの大量失点。初戦から日大三、横浜、愛工大名電、九州学院と強豪を次々と倒して初の4強入り。しかし準決勝で力尽き、春夏通じて初の決勝進出を逃した。
<甲子園・東北勢の決勝>
1915夏 秋田中(秋田)1●2京都二中
1969夏 三沢(青森)0△0松山商(引き分け再試合)
1969夏 三沢(青森)2●4松山商
1971夏 磐城(福島)0●1桐蔭学園
1989夏 仙台育英(宮城)0●2帝京
2001春 仙台育英(宮城)6●7常総学院
2003夏 東北(宮城)2●4常総学院
2009春 花巻東(岩手)0●1清峰
2011夏 光星学院(青森)0●11日大三
2012春 光星学院(青森)3●7大阪桐蔭
2012夏 光星学院(青森)0●3大阪桐蔭
2015夏 仙台育英(宮城)6●10東海大相模
2018夏 金足農(秋田)2●13大阪桐蔭
2022夏 仙台育英(宮城)近江-下関国際の勝者と対戦