今夏、千葉県代表として甲子園出場の市船橋のエース左腕・森本哲星投手(3年)と片野優羽捕手(3年)が26日、そろってプロ志望届を提出することを明かした。すでに記入済みで、海上雄大監督(40)が来週にも提出する予定だ。

2人は、甲子園で2回戦敗退も、翌々日から練習を再開。プロ野球の舞台を目指し、毎日トレーニングを続けている。

今夏の甲子園でその力を全国に見せつけた。森本哲星は甲子園2試合でリリーフ登板。初戦の興南戦では、最速143キロの直球にキレのいいスライダーを制球良く投げ、6回2/3を投げ2安打無失点に抑えて勝利に導いた。2回戦敗退となったが、この投球が評価されUー18入り。高校ジャパンでの活躍も期待される。森本哲星は「プロは小さいころから目標でした。Uー18にも選ばれ、アピールする場所が増えたので、結果をしっかり出したいと思います」と意気込んだ。

片野は高校通算31本塁打、遠投110メートルで183センチ、95キロの強肩強打の大型捕手。甲子園、初戦の興南戦では3-5から流れを変えるソロ本塁打を放ち、守備でも盗塁を刺しピンチを救い攻守に活躍。勝利に貢献した。片野は「プロ入りを目標に掲げ、市船橋に入学して練習を重ねてきました。甲子園1勝も果たし、次の目標、プロへ挑みます。シーズンを通して活躍できる選手になりたいです」と話した。

市船橋は25年ぶりの甲子園1勝に、2人のプロ志望届提出と、ドラフト会議(10月20日)まで、その勢いは止まらない。【保坂淑子】