今夏甲子園大会に1年で先発出場した天理・大谷汰一外野手が、5打点で初戦突破に貢献した。

5番に座った御所実との初戦で、初回に先制打。相手の追い上げにあって9-8で迎えた8回に「次の1点で流れが変わる」と集中力を高めた打席で高校2号2ランを放ち、9回にも2点打を放って突き放した。甲子園大会では安打も放ち「あの舞台に1回立たせてもらい、また2年生と行きたいと思っています」と夏春連続出場を目指す。

また元阪神関本賢太郎氏(野球評論家)の次男、大成内野手(2年)が6番・一塁でスタメンデビュー。左手首の骨折もあり、今秋が初のベンチ入りになった。「自分の中ではしっかりチームのためにできることをやろうと思っていました」と先発出場の責任をかみしめた。2打数1得点で「個人としては悔しい思いもあったんですが、苦しい展開でもチームとしてはチーム一丸となって1勝できました」と振り返った。