仙台育英が仙台三を7回コールドで下し、11年連続決勝進出と来春センバツ出場校の重要参考資料となる東北大会(10月10日開幕、山形)出場を決めた。決勝は26日、東北と対戦する。

仙台育英が石巻工との準々決勝に続き、2戦連続でコールド勝ちを収めた。2回に斎藤敏哉(はるや)内野手(2年)の右前適時打と捕逸で2点を先制。5回1死満塁では、湯浅桜翼(おうすけ)内野手(1年)が走者一掃の中越え適時三塁打を放ち、さらに2死三塁から暴投で1点を追加した。同2死一塁では、寺田賢生内野手(2年)がダメ押しの右越え2ラン。6回無死では、尾形樹人捕手(2年)の右越え本塁打が飛び出し、リードを広げた。

投げては、仙台商との3回戦で先発し、2回途中2失点で降板した湯田統真投手(2年)が5回2安打11奪三振無失点。以降2イニングは田中優飛投手(2年)が無失点に抑え、投打で圧倒した。

好投で勝利に導いた湯田は「前回は自分の納得がいくピッチングではなかったが、今回は修正して落ち着いてピッチングできた。結果としてコールド勝ちになって良かった」と喜んだ。