秋季関東大会が開幕。18年以来のセンバツ出場を目指す慶応(神奈川)は、常磐大高(茨城)と対戦。巨人などで活躍した清原和博氏を父に持つ、清原勝児内野手(1年)が「7番三塁」で先発出場。第2打席で左翼席に飛び込む勝ち越し2ランを放つと、第4打席でも二塁打を記録した。

第1打席は0-0の2回1死。相手先発右腕・山口竜生投手(2年)の6球目、高めを打ち上げると、遊飛に打ち取られた。

第2打席は1-1と同点の4回1死一塁、3球目を振り抜くと打球は左翼席へ弾丸ライナーで一直線。勝ち越しの2ランとなり、スタンドで観戦する父も大興奮。右手を2度、高く突き上げガッツポーズ。生還する息子に笑顔で拍手を送ると、バックネット裏に詰めかけた立ち見を含める大勢の観客も拍手を送った。

第3打席は4-2の5回一、二塁。外角への変化球中心の配球に対し四球を選び、好機を広げた。しかし後続が併殺に倒れ、追加点は得られなかった。

第4打席は5-2の7回1死。2球目を引っ張ると、打球は三塁線をゴロで破った。この日2本目の長打となる二塁打に、父も再び拍手を送った。

試合は5-2と慶応リードで8回に入った。