昨年神宮大会準優勝の広陵（中国・広島）は初出場の北陸（北信越・福井）を下し、2年連続の決勝進出。決勝戦は昨年と同じ大阪桐蔭との対決となった。
投手戦が続いたが、均衡が破れたのは6回。無死満塁から松下水音内野手（2年）の左中間への適時三塁打と送球ミスが絡み4点を先制。さらに5番小林隼翔内野手（2年）の適時打で1点を追加。リードを5点とする。
先発を任された高尾響投手（1年）は相手打線を封じた。7回には2死満塁としたが、「三振を取りに行くような投球を考えていたので三振を取れて良かった」と外角直球で見逃し三振に仕留めてピンチを脱した。7回4安打11奪三振で無失点に抑え、「中国大会では良い結果が出なかったので、神宮大会では良い結果を出そうという気持ちで入った。コントロールが定まっていなかったが、気持ちでいくのを意識した。真っすぐで押して力強い球を投げたのが良かった」と振り返った。8回からは継投で完封リレーを完成させた。
投打がかみ合っての快勝。高尾は決勝の大阪桐蔭戦へ「大阪桐蔭高校はバッティングが良いので、甘い球はいかずに低めに集めて厳しいコースを攻められるようにいきたい」とイメージ。決勝は大会史上初めて2大会連続で同じ顔合わせとなる。
