東海大菅生(東京)は元ヤクルト宮本慎也氏(52=日刊スポーツ評論家)の長男、最速140キロ右腕・宮本恭佑(きょうすけ)投手(2年)が先発した。

初めて、聖地のマウンドに立った。背番号18で、センバツのメンバー入り。初戦で、いきなり先発を任された。

父子で甲子園出場が、実現した。慎也氏は、内野手でPL学園2年の87年夏に優勝。恭佑投手も、大舞台で腕を振った。

立ち上がりは緊張からか、高めに浮く直球が多かった。初回1死一、三塁で、バウンドの高い二ゴロの間に1点を先制された。2死二塁で、最後は132キロ外角直球で見逃し三振を奪い、追加点は許さなかった。

2回はスクイズで1失点。その裏の攻撃で打席が回り、代打を送られた。

宮本は2回を被安打2の2失点、2奪三振、37球で降板した。

試合後「初めての甲子園という舞台でチーム全員が緊張していた。ランナーを出してカバーできなかった。でも楽しんで投げられたのは1番良かった」と話した。

▽元ヤクルト宮本慎也氏(長男、恭佑の登板について)「とにかくチームが逆転勝ちしてくれてホッとしました。(先発について)緊張したでしょうが、まだまだ課題点はたくさんありますね。甲子園のマウンドを経験できたのはチームのおかげです。この経験を今後に生かして頑張ってほしいですね」

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