プロ注目の報徳学園(兵庫)・堀柊那(しゅうな)捕手(3年)が、高崎健康福祉大高崎(群馬)の機動破壊封じへ準備を整える。「いろいろと仕掛けてくると思いますけど、しっかりといつも通りのプレーをしたい。ショートバウンドゴーだったり、盗塁を警戒していきたい」と相手の代名詞でもある足攻めを予想も、対応への自信については「はい!」と即答した。

侍ジャパンが王座に返り咲き、今秋ドラフト候補の堀も将来の侍襲名が期待される。「甲子園を大事にしたい。そこに行くためにもしっかりやらないと」とまずは目の前の一戦に集中も、決勝での大谷翔平投手(28=エンゼルス)の熱投は忘れられない光景になった。「最後、三振を取ったのは思い出のシーンです」と、米国のマイク・トラウト外野手(31)との対決を語るとき、自然に言葉は熱くなった。

チーム全体の雰囲気についても「本気というか、ずっとガッツポーズをしていて、本気さが伝わった。そこは見習わないと」と、チームをまとめる主将として参考になるシーンもあった。熱さと冷静さの両輪で、関東の強豪を止める。