高知の浜口佳久監督(47)が、同校OBで21年のドラフト1位で阪神に入団した森木大智投手(19)から健康食品の差し入れが届いたと明かした。

予定された3回戦の専大松戸(千葉)戦が雨天順延となり、甲子園の室内で調整。「疲れもたまっているということで、サプリメントを贈ってもらいました。昨日は鳴尾浜の方で練習があって、ちょうど隣で(森木も)練習していたので、ちょこっと顔を出してくれました」。ナインに励ましの言葉をかけてくれたという。

森木が3年生の時の1年生が、今の新3年生にあたる。浜口監督は「みんな笑顔になりました。懐かしさもあっただろうし。『また(試合を)見てくださいね』みたいな感じ。いい感じで練習を締めくくることができました」と話した。

主将の西村侑真内野手(3年)も「すごく偉大な先輩。そういう先輩がいたということを誇りに思って甲子園でプレーしたい」と気合を入れた。サプリメントは「段ボール1箱分ぐらいだったと思います」と明かした。

3回戦で当たる専大松戸は最速151キロ右腕の平野大地投手(3年)を擁する専大松戸(千葉)。ナインによると、森木から「(相手の)ピッチャーはいいけど、俺よりは良くないと思うから、自信を持っていけ」と冗談を交えて励まされたという。プロ注目右腕を攻略し、4強入りした13年以来のベスト8進出を狙う。【只松憲】