【第3試合(午後2時)海星(長崎)-広陵(広島)】

多彩な攻撃で社を圧倒した海星。俊足の選手をそろえ、エンドランに盗塁と機動力を駆使し圧倒する。技巧派のエース左腕・吉田翔投手(3年)は粘り強い投球が身上だが、広陵の強力打線を相手に、どんな投球を見せるのか。加藤慶二監督(48)は「真鍋君の前に走者を置きたくない。攻撃では機動力で相手をばたつかせたい」と、試合を優位に運びたいところ。

一方、広陵は初戦の二松学舎大付戦で12安打で大勝。中でも、真鍋慧内野手(3年)、小林隼翔内野手(3年)、只石貫太捕手(2年)ら中軸が好調。投げては2年生エース高尾響投手が力強い真っすぐを中心に8回を無失点に抑える好投。投打にかみ合い圧倒する。プロ注目の真鍋の1発にも期待がかかる。中井哲之監督(60)は「先制点を取って、主導権を握りたいところだが、1点勝負を覚悟して粘り強く勝っていきたい」と話した。