大阪桐蔭がセンバツ準決勝前日の30日、大阪府大東市の自校グラウンドで練習を行った。

相手は昨秋の近畿大会決勝で1-0で下している報徳学園(兵庫)。同校出身の西谷浩一監督(53)は「母校として応援していましたが、明日は応援しません」と対戦が楽しみな様子。

相手の大角健二監督(42)から「報徳の校歌を聞かせたい」と宣戦布告されたことに「そうならないように頑張ります。(大角監督は)母校の後輩ですが、伝統校を率いて毎年毎年いいチームを作っている素晴らしい指導者。いい野球をやっているなと思います」と警戒を強めた。

東海大菅生(東京)戦で134球、1失点完投したエース前田悠伍投手(3年)は一夜明けて、約20球の軽いブルペン投球。フォームの調整に努めた。「肩に張りはなくて、明日先発しても全然いける状態です」と状態の良さをアピールした。

報徳学園の林純司内野手(3年)は湖北ボーイズでバッテリーを組んだ間柄。ここ2戦6安打と絶好調の旧友に「甲子園という舞台で戦えるのが、すごくうれしい。純司は本塁打も打っていて乗りに乗っている。一番打たれたくない相手なので、しっかり打ち取って自分が勝ちたい」と、力強かった。