史上初となる2度目の春連覇を逃した試合後、大阪桐蔭・西谷浩一監督(53)は一塁側応援団へのあいさつを終え、泣いている選手たちを外野に集めた。

「センバツは終わりましたけど、終わりじゃなくて夏に向けてのスタート。もっともっと強いチームを作るためにみんなで知恵を絞って努力して、ここに必ず帰ってきて優勝できるように、もう1回やろうと確認しました」と説明。勝てば高嶋仁氏(智弁学園、智弁和歌山)と並ぶ歴代最多68勝になったが「チームとして勝てるならうれしいですが(意識は)全くない」と個人記録には目を向けなかった。

◆大阪桐蔭5点以上で敗戦 大阪桐蔭が5点以上挙げて黒星は05年夏準決勝の●5-6駒大苫小牧、21年春1回戦の●6-8智弁学園に次いで3度目。5点以上リードしてから逆転負けは初めて。