紅白戦2試合を7回制で行い、計12投手が登板した。山梨学院・林謙吾、能代松陽(秋田)・森岡大智の両投手はコンディションに配慮して登板しなかった。

馬淵史郎監督(67)は9月に予定されるU18W杯を見据えて、試合後に投手起用プランの一例を挙げた。

「2イニング、3イニングだと調子のいい投手はなかなか打てないですね。今日、そう思いました。大会そのものが7イニング。調子のいい投手をつぎ込んでいったらゲームは作れそうな気はしました。100球以上投げたら中4日必要なんですよ。10日間で9試合だから、100球以上投げたら2試合しか投げられない。49球以内なら3日続けて投げられる。使えるピッチャーが7~8人おればなんとかしのげるんじゃないか、という気はしました」

また、印象に残った投手についても語った。

「光の投手(升田早人)なんかもっといいと思うんですけど、センバツ終わってから全然投げていない状態ですから。でも、やっぱりいいところはありますよね。特に今日調子が良かったのは、仙台育英の高橋(煌稀)くんと前田(悠伍)くんですかね。非常に完成度が高いという気がしました。ボールの勢いがあったのは東松(快征)くんとかね」

また、春季大会のため合流が遅れていた滝川二(兵庫)・坂井陽翔投手(3年)は午後3時ごろに奈良県内のグラウンドに到着。紅白戦には間に合わず、首脳陣の前でキャッチボールをしたあと、メンバーにあいさつをした。