県大会に出場する37校が出そろった。東部で敗者復活戦が行われ、飛龍が7-0の8回コールドで富士宮北に勝利。山田忠新監督(61)就任後初勝利で2年連続の予選突破となった。韮山は8-1の7回コールドで富士宮東を下し、5年ぶりの県進出が決定。県大会は17日に組み合わせ抽選会が行われ、22日に開幕する。

飛龍が節目の1勝を挙げた。6-0として迎えた8回裏1死満塁。最後は7番加藤剛毅(ごうき)内野手(3年)が右犠飛を放ち、コールド勝ちを決めた。1日の就任から、公式戦2戦目で初勝利をつかんだ山田監督は「どの学校でも勝つことは大変。ホッとしています」と目を細めた。

2000年夏に母校・浜松商を率いて甲子園出場を果たした同監督。名将就任の効果は、早くも要所に表れた。先発左腕の清水真浅投手(3年)は肩の上げ方を助言され、フォームを微調整。「制球が安定した」とこの日、予定の5回を1四球無失点に抑えた。エースが作った流れに乗って2番手の山田門投手(3年)が3回無失点と続き、打線も7得点。反撃の糸口を与えず、快勝した。

同校は昨年、指導者の体罰や部員間の暴力行為などで揺れた。新指揮官の下で立て直しを図るチーム。田村光主将(3年)は「私生活も含めて1つ1つの行動をしっかりして、山田監督に付いて行きたい」と気を引き締め、清水は「もっと打線につながりを持たせて、1つでも多く勝ちを積み重ねていきたい」と続いた。新体制でつかんだ再出発の1勝。県大会の快進撃につなげる。【前田和哉】