滝川二のプロ注目右腕・坂井陽翔投手（3年）が昨春のリベンジを果たした。

センバツ出場の社を相手に6安打1失点の完投。序盤は「力みもあった」というが見事に修正し、1年前の春季兵庫大会で1－5で敗れた相手に借りを返した。

先発に関しては「今朝言われました。僕に任せてくれたので、だいぶうれしかった」。初回から気合の入った投球で期待に応えた。後半になると「球が荒れてくる」という癖もしっかり修正し、8～9回は3人でピシャリ。「冬場にしっかり走り込んだので疲れはなかった」と振り返った。

打っても4番らしく3安打猛打賞。4回には左翼越え適時二塁打を放ち「初球から積極的に振って行こうと思っていた」。

エースで四番。あこがれるのは“二刀流”大谷翔平だ。「いつか追いつけるようになりたい」と目を輝かせた。あこがれの人に追いつくためにも「チーム全体で自信がついた。しっかり気持ちを持って臨みたい」。まずは今大会の優勝を目標に掲げた。