第62回春季全道高校野球(24日開幕、札幌円山)の組み合わせ抽選が18日、札幌市内で行われた。2年ぶり18度目出場の遠軽は、昨秋全道準優勝の強豪北海と対戦が決まった。02年に準優勝して以来春全道勝利から遠ざかっているチームが、持ち味の打撃を生かし、21年ぶりの春1勝を狙う。北見地区を勝ち上がり、2年ぶりに全道の舞台に挑むにあたり、小野泰雅主将(3年)は「まずは1勝をしたい。1試合でも多く戦って、夏につながるように。遠軽の野球をして全道で暴れる」と気合をみなぎらせている。
チームは打撃を持ち味としている。地区予選3試合で計31得点を挙げ、すべてコールド勝ちを収めた。オフにはスタンドティーを使った打撃練習を中心にスイングの質を高めてきた。小野主将は「コースに対してしっかりバットを出せるようにするのが大事」と外角低めや高めの直球、変化球も低めか高めかを意識して練習してきた効果が少しずつ出ている。
同校野球部は48年の創部から今年で75年が経った。13年には21世紀枠で春センバツに出場し、初めての甲子園で1勝も挙げている。遠方からの入学生向けに2年ほど前から寮を設け、今年の春先にはもう1つ新築の寮が完成した。年々部員も増加し、今年は選手とマネジャー21人が入部。部員は総勢78人となり公立高としては大所帯になる。
春の全道では02年準優勝の実績を持つ。16年~19年までは4年連続出場もいずれも初戦で敗退。2年前は北海道栄に延長10回の末、5-6で敗れている。初戦突破の高い壁にぶつかっているが、目指すは21年ぶりとなる春全道白星。初戦は昨秋全道準優勝の強豪北海とぶつかる。小野主将は「堅実な野球をしてくると思う。胸を借りるつもりで全力で頑張ります」と真っ向から勝負に挑む。【山崎純一】

