春季関東大会が20日開幕し、開会式が行われた。雨があがったばかりの曇り空の下、慶応(神奈川1位)の主将を務める大村昊澄内野手(3年)が選手宣誓を行った。

「宣誓『ありがとう』今、私たちは今この思いでいっぱいです。私たちが野球をする中でどれだけ多くの方が関わり応援してくれているか。私たちは理解しているつもりですが、その想像の何倍も多くの方が応援してくれていると思います。もちろん、自分の夢や目標のために全力で頑張ります、でも、それだけでは不十分だと思います。私たちのために頑張ってくれている人がたくさんいます。私たちを応援してくれている人がたくさんいます。その人たちのために全力で野球に打ち込むことが私たちの義務であると思います。大好きな野球をこのメンバーでできるのもあと3カ月です。関東大会という大舞台で野球ができる喜びをかみしめて、一生懸命戦うことを誓います」

ひと言、ひと言、かみしめるように、丁寧に言葉をつないだ。

慶応は21日(保土ケ谷、10時)初戦で木更津総合(千葉2位)と対戦する。