木更津総合(千葉2位)が常総学院(茨城1位)に勝利し、決勝進出を決めた。

先発した2年生エースの石沢順平投手(2年)が9回7安打無失点と好投した。初回から四球と安打で2死三塁のピンチを作るも「キャッチャーの羽根が『ここまで投げてきているんだから自信持って投げろ』と声をかけてくれた」と、持ち前の打たせて取る投球で無失点に抑えた。最終回には2連打を浴びたが、最後は得意のシンカーで二ゴロに抑え、右手を強く握りガッツポーズ。横浜スタジアムで初完投初完封を成し遂げ「楽しかったです」と笑顔で振り返った。

昨年の秋季大会後、スリークウオーター気味だったのをサイドスローに変えた。球速も6キロ上がり、最速は136キロになった。変化球に自信をつけ、今の投球スタイルを確立した。

決勝は28日、高崎健康福祉大高崎(群馬1位)と戦う。15年ぶりの優勝へ「投げるのであればチームを勝利に導けるように自信持って投げて、投げなくても他のピッチャーが自信持って投げられるようにベンチから声をかけたい」と、頼れるエースがチームを後押しする。