第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の沖縄大会の組み合わせ抽選会が6日、沖縄市民会館で全国のトップを切って行われ、1回戦の28カードが決まった。

10年に甲子園春夏連覇し、昨夏代表の興南は中部商と対戦。夏の甲子園出場はそれぞれ13度と2度で屈指の好カードとなり、さらに同じブロックにはシード校の西原、浦添商、沖縄水産など強敵がひしめく。興南の野里悠介主将(3年)は選手宣誓にも決まり、「日頃、お世話になっている方々への感謝の気持ち、最後の夏への意気込みを伝えたい」とやる気をみせた。

春の県大会3回戦で敗れた興南は、2年連続でノーシードからの戦いとなる。打線のキーマンは昨夏の甲子園を経験した仲程雄海(おうか)内野手(3年)。市船橋(千葉)にサヨナラ負けした1回戦は「1番遊撃」に入り、下級生で唯一のスタメンだった。新チームでは右肩痛で戦列を離れ、最近ようやく復帰した。

大会は17日に開幕し、7月16日の決勝で全国最初の代表校が決まる。

◆展望 今春センバツ16強の沖縄尚学が本命だ。投打の要の145キロ右腕、東恩納(ひがしおんな)蒼(3年)はプロ注目投手。春の県大会で優勝した日本ウェルネスはバランスが取れ、総合力がある。同準優勝の宮古、夏2連覇を狙う興南なども頂点を目指す。

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