文星芸大付にラッキー・ボーイが降臨した。
組み合わせ抽選終了後、開会式の選手宣誓役を決める抽選が希望者によって行われた。45チームが手を挙げ、机の上に並べられた封筒を選んでいった。その結果、文星芸大付・入江陽(はる)主将(3年)が当たりを引き当てた。「一生に一度しかない。やりたいと思って引きました。一番、びっくりしました」と目を丸くした。
入江は45人で最初に封筒を選んだ。後の44人は、延々と外れくじを引いていたことになる。もちろん、何番目に引いても当たる確率は45分の1、2・2%で変わらないが「(並べられた封筒の)前の列の右から3、4番目を引きました。自由に選んでいいということだったので、一番(封筒が)浮いていたのを引きました」と洞察力? も発揮。結果的に、人生初の大役を得た。
最初に引いて、引き当てたことに「何かあるんじゃないかと。今まで、ついてないことが多かったので、振り返ると(その不運は)このためにあったんじゃないかな」と笑った。勝ったばかりのスパイクのヒモがすぐ切れたり、不良品をつかまされたり。人生の運をためていた?
文星芸大付にとっても、選手宣誓は吉兆だ。「高根沢監督が選手宣誓をして甲子園に行ったと、昨日、聞きました。自分もその流れに近づけたのではないかなと思います」と明かした。OBである高根沢力監督は、3年時の91年に夏の栃木を制した(当時は宇都宮学園)。その時に選手宣誓をしたと聞いた。「選手宣誓、引きましたと報告します!」と喜んだ。
初戦は7月13日、さくら清修と宇都宮短大付の勝者と当たる。昨秋、今春と敗れた王者・作新学院とは逆の山になった。入江は「当たるなら決勝。三度目の正直です」と闘志をたぎらせた。【古川真弥】

