掛川西の「小原ツインズ」が、ともに戦う最後の大会に臨む。二遊間でコンビを組む兄の光晟(こうせい)は主将で遊撃手。弟の風晟(ふうせい)は二塁手を任せられている。同じ野球人生を歩んできた2人はチーム目標である「甲子園1勝を達成したい」と声をそろえる。
ともに身長166センチの2人は小学2年から野球を始め、同6年時には弟が投手、兄が捕手を務めバッテリーで県大会に出場。中学の島田ボーイズで初めて二遊間を組んだ。高校進学時、異なる環境を求めた2人は「野球する環境に魅力を感じた」(兄・光晟)と話せば、弟・風晟は「高みを目指し勉強に励みたかった」との理由で進路を選択。「偶然が重なって同じ高校になった」と口をそろえ、伝統校のグラウンドで切磋琢磨(せっさたくま)する3年間を過ごしてきた。
守備範囲が広く、息の合った連係プレーを武器とする2人は、攻撃でも2番の兄が出塁し勝負強い6番の弟がかえす形がチームの原動力になってる。「チームが苦しい時こそ、集中力を発揮して結果を残したい」(弟・風晟)。2つの力を1つにして1番長い夏にする決意だ。
夏の県大会は2年連続ベスト4。あと1歩で涙をのんだ大石卓哉監督(43)は「小原兄弟はじめ今年は3年生の成長が著しい。負けないチームができあがった」と、25年ぶり6度目の甲子園出場を見据えた。【山口昌久】

