君津商が4番・沢田晴人外野手(3年)の一振りで勝利を決めた。
同点に追いつき、なお2死満塁の4回。「ここで1本出してやる、という気持ちで打席に入りました」と、沢田は外角よりの直球をフルスイング。「打った感覚がないくらい、芯で捉えました」。打球はグングン伸び、左中間スタンドへ吸い込まれた。一塁を回ったあたりで勝ち越し満弾を確認した沢田は、大きくジャンプ。「公式戦で初めて打ったホームラン! 頭がワァ~ってなっちゃって。感情をむき出しにしてしまいました」。両手を広げ、喜びを表現しながらダイヤモンドを走りきった。
大会約1カ月前、タメを長く作るスイングを身に着け、長打力を伸ばした。公式戦初本塁打の後、6回には中前適時打、7回には中越え適時打を放ち、3安打7打点の大活躍。「今までやってきたことが、最高の場面で発揮できた」と、笑顔を見せた。
感謝の思いをバットに込めた。父章伍さん(39)は動画投稿アプリ「TikTok」で「SHO→PAPA」としてフォロワー8万人を超える人気ティックトッカー。4年ほど前からは、息子「はるてぃん」として、沢田も登場している。「正直、最初は抵抗があった。怖かったんです」と、日常をさらけ出すことに戸惑いもあったというが、フォロワーからの応援の声や、町中でも「応援しています」と優しく声をかけられることもあり、野球を続ける励みになった。
今では「皆さんの応援があって、今があるんです」と、家族はもちろん、フォロワーへの感謝でいっぱいだ。「次もチームが勝つための打撃をしたいです」。はるてぃんの熱い夏は、まだまだ終わらない!

