第2シード学法石川が、東日本国際大昌平を6ー5の接戦の末破り、3回戦に進出した。
「打った感触で確信した」。2ー2の同点で迎えた6回無死満塁のチャンスで代打・佐藤辿柊(てんしゅう、2年)が、インコース高めの真っすぐを完璧に捉え、右越えに満塁本塁打。「代打の準備はできていた。スタンドやベンチの声援が打たせてくれた」と、渾身(こんしん)のガッツポーズを掲げ、ダイヤモンドを一周。高校通算3本目は、チームを勝利へと導く、自身初の満塁本塁打となった。福島大会における代打満塁本塁打は、夏は15年ぶり2人目の快挙。歴史の1ページに新たに名を刻んだ。
春の悔しさをバネに今夏に懸ける。佐藤は、春季地区大会では背番号「14」でベンチ入り。だが、2度の代打でのチャンスを生かせず、県大会ではベンチ外となる屈辱を味わった。その悔しさを晴らすためにその後、打撃フォームの改善に着手。1週間前にようやく仕上がり、この日の初戦を迎えていた。「守備には自信がないので、自分のできること(打撃)でチームに貢献する」。佐々木順一郎監督は「上半身の技術はピカイチ。信頼して代打起用している」と佐藤を称賛した。

