宮崎学園は10回タイブレークの末にサヨナラ勝ちを収め、春夏通じて初の甲子園切符を手にした。
代打・渡辺隼人外野手(3年)のフルスイングが勝負を決めた。0ー0の延長10回裏1死二、三塁、パワーで右前適時打を決めた。「3球フルスイングすると決めていた。めちゃくちゃうれしかった」。一塁を回ると拳を突き上げた。
筋トレの成果を発揮した。外角直球にバットの芯を外したが、それでも外野へ運んだ。「スタメンになれないのは悔しかった。でもチームのために代打の役割を果たそうと、体を鍛えた」。ダンベルトレに、腕立てを多い日には500回続けた。「自分は器用さがないのでパワーを鍛えた。千代の富士の鍛え上げられた体に憧れた」。筋肉を武器に結果を残した。
投げては河野伸一朗投手(2年)が10回を12奪三振7安打で完封。「相手より先に失点したくないという気持ちだった。10回を抑えたらやってくれると信じていた」と156球の熱投を乗り切った。
崎田忠寛監督(41)は「まだイメージがわかないけど、一戦必勝で頑張りたい」と笑顔で夢舞台に思いをはせた。【土居恒久】
◆宮崎学園 1939年(昭14)に創立の私立校。03年から男女共学となり、現在の学校名となった。生徒数は972人(女子665人)。野球部創部は03年。部員数は42人、マネージャー4人。甲子園出場は今回が初となる。主なOBは横山楓(オリックス)や池田幸樹(JR九州)。所在地は宮崎県宮崎市昭和町3番地。押方修校長。

