日大三(西東京)が社(兵庫)を破り5年ぶりの甲子園白星。三木有造監督は甲子園初采配初勝利を挙げた。

主将の二宮士内野手(3年)が3安打1打点。ラッキーボーイ的な活躍で勝利に導いた。3回2死二塁。二宮は「安田が完璧に抑えてくれていたのでヒットを打って、安田を援護しないといけない。そんな気持ちで打席に入りました」と、高めのスライダーを捉えると、打球は中堅手の頭を越え、適時二塁打で1点先制した。

7回には、2死一塁から、直球を右前へ運び、右翼手の悪送球で一塁走者が生還し貴重な3点目を追加した。

流れを引き寄せる打撃に、二宮は「神宮よりも、甲子園の方がリラックスできる。あまり緊張をしなかった。楽しんで打席に入れたので、結果がよくなったと思います」と、笑顔を見せた。

「楽しんでプレーをする」は、小倉全由前監督(66)の教えだ。大会前には、小倉前監督に「ここまでこられたんだから楽しんでやれよ」と声をかけられた。この日の試合前には、主将として「甲子園に来ると気持ちが高まる。そこは冷静になって。こういう舞台でやれるので全員で楽しんでいこう」と、チームメートにもその教えを伝え、チーム全員、気持ちをひとつに勝利につなげた。

試合終了後、選手たちは「またここでできるんだ!」と、言い合ったという。1試合1試合、楽しみながら前へ突き進む三高。二宮は「次もしっかり準備をして頑張りたい」と、前を向いた。