秋季東海地区高校野球が、21日に開幕(岐阜)する。来春センバツの参考資料となる大会で、2季連続の甲子園を狙う浜松開誠館(静岡2位)が初戦で中京(岐阜3位)と対戦。攻守でチームをけん引する大迫翔輔捕手(2年)が、勝利に向けてフル回転を誓った。

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「1番・捕手」。文字通り、浜松開誠館の攻守の鍵を握る大迫は「いよいよ始まるという感じ」と開幕を心待ちにした。求めるのはチームの勝利。「あと4試合。全員で気を引き締めて戦いたい」と勝利だけを見据える。

切り込み隊長がチームに勢いをつける。初の公式戦となった9月の県大会2回戦(14○3富士)で、いきなり先頭打者本塁打。リードオフマンの快音で「秋の陣」が幕を開けた。県大会5試合を打率3割3分3厘の5打点。「東海でもフルスイングで、初回に流れをつかみたい」と自身の役割を語った。

守っては、左腕エース松井隆聖投手(2年)はじめ投手陣を巧みにリード。テンポ、配球など各投手の個性を引き出している。本塁からの二塁送球タイムは1・9秒台。「強肩」を誇る女房役は「下半身の使い方を修正し良くなった。先輩のおかげ」と、1学年上のU18日本代表・新妻恭介のアドバイスに感謝した。

2回戦で敗れた今夏の甲子園(2●3北海)では9番・三塁手として先発出場。緊張の連続の中、無安打に終わった聖地に「もう1度、あの場所に戻りたい」と大迫。そのホットコーナーで定位置争いを演じた竹内文太内野手(2年)は「全国レベルの高さを痛感した」と振り返った。新チームでも豪快なフルスイングを見せる竹内は「県大会は不調で迷惑をかけた。大会後、タイミングの取り方を修正し調子が戻ってきた」と復調をアピール。県大会5試合で打率3割8厘の結果には満足せず。「次は打率5割を残す気持ちで戦いたい」と意気込んだ。

来春センバツの東海枠は2から1増の「3」。扇の要・大迫は「目標は東海大会制覇。先輩に続いて、自分の代でも歴史をつくりたい」と力を込めた。新たな歴史を築く秋が、いよいよ始まる。【山口昌久】