熊本国府(熊本1位)が九州大会4強入りを決め、来春センバツ出場が濃厚に。創部18年目で春夏通じて、初の甲子園出場を確実とした。

劇的決着で大分舞鶴を下した。1点を追う延長10回タイブレーク、無死満塁の場面。5番岡本悠生外野手(2年)が値千金のサヨナラ打を放った。2ボールから外角直球を捉え、中前へはじき返した。2走が生還。来春センバツ切符が懸かった大一番を制し、ナインは喜びを爆発させた。岡本は「(2ボールで)1球待とうかなと思ったけど、自分で決める強い思いで振り抜いた。サヨナラを打ったのは初めて」と声を弾ませた。

両チーム合わせて計21安打の打撃戦で打ち勝った。1点を先制された直後に2点を奪って逆転に成功。1点リードの4回2死二塁から梅田悠太内野手(2年)が左翼ポール際へ2ランを放った。だが、7回に長短4安打を許しこの回一挙4失点。1点ビハインドとなったが、その裏の7回にすぐさま1点を返して、試合を振り出しに戻した。取られても、すぐ取り返す粘り強さを発揮した。

就任3年目の山田祐揮監督(30)は「九州大会で1回も勝ったことがなかった。2勝もできて、(創部)18年間で動かなかった歴史を動かした。彼らが諦めずに、リードを許しても、前を向いてくれたのが勝利につながった」と語った。

熊本国府は1941年(昭16)に熊本女子商として創立。94年に現校名となり、95年に男女共学となった。野球部は06年に創部。

【九州大会、センバツかけ8強激突 スコア速報】はこちら>>