豊川(東海・愛知)は、星稜(北信越・石川)に5回コールド負けで、初の決勝進出とはならなかった。
東海大会で打率6割の注目打者、モイセエフ・ニキータ外野手(2年)に1発が飛び出すも、投手陣が大量失点。2被弾、16安打15失点と序盤から大差をつけられノックアウトされた。
それでも無抵抗では終わらなかった。
主砲の3番モイセエフは2点を追う初回、見逃せばボールかもしれない内角高めの直球を強振。「2アウトランナーなしだったので、しっかりフルスイングできた」と芯ではなく、少し詰まった感触も打球を右翼ポール際まで飛んだ。
両親がロシア出身。体のサイズアップとともに急成長し、高校1年時は0本だった本塁打は、今年だけで14本目。公式戦では7本目となった。
主砲の1本が飛び出した後も点差は開き続けたが、それでも諦めなかった。13点を追いかける4回1死。7番山本羚王(れお)外野手(2年)は、遊撃手へのゴロを放つと、土煙をあげながら一塁に必死のスライディング。内野安打で出塁した。さらに2回に代打で2点目の右適時打を打った8番三浦康生内野手(2年)が2打席連続適時打を放ち、3点目を奪った。
星稜投手陣から8安打3得点と意地を見せた。しかし5回までに15失点と、守備からリズムをつくれなかった。

