第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が行われ、21世紀枠には別海(北海道)と田辺(和歌山)の2校が選ばれた。

別海は昨秋の道大会4強。中道航太郎捕手(2年)が札幌ドームでの高校生初本塁打となるサヨナラ弾を放つなど、選手16人ながら劇的に勝ち上がった。

生乳生産量が日本一の酪農の町で、牛の数は人口の8倍以上。乳牛牧場などの酪農家で育った部員も多い。東京23区より広い面積の町の各地から通学し、冬場はビニールハウスの中で練習するなど鍛錬を積んだ。同校として初出場。69年センバツ出場の釧路第一(廃校)を抜き、甲子園出場校としては春夏通じて最東端の高校になる。

田辺も別海同様、選手18人のみという少数ながら、昨秋県大会で市和歌山を9-2、智弁和歌山を5-2でそれぞれ下した。エース寺西邦右投手(2年)を中心に確かな力量を示した。センバツ出場は76年ぶり3度目となる。

県内有数の進学校で、毎年100人近くの生徒が国公立大学に進学している。田中格監督(51)はスクールカウンセラーと連携し、イップス克服のサポートをはじめ対話を重視。部員へのきめ細かいフォローを続けてきた。地域貢献も活発に行っている。

21世紀枠による選出は今大会から3校から2校に1減した。01年大会から導入され、各都道府県秋季大会の16強以上を対象に、困難な環境を克服している高校や文武両道に成功している学校、創意工夫の練習で成果を収めている学校などが例年、選出されてきた。

地域屈指の進学校である仙台一(宮城)水戸一(茨城)鶴丸(鹿児島)、地域貢献が評価された帝京大可児(岐阜)岡山城東、大洲(愛媛)、能登半島地震の被災地にある富山北部は選考に漏れた。

【センバツ】選考委員会で出場32校決定/速報