高校歴代最多の通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大に進学が決まった花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が20日、岩手・花巻市内の同校で取材に応じた。

その表情は、すがすがしかった。約50人の報道陣の前に立った麟太郎はりんとした顔つきで第一声に思いを込めた。

「アメリカの大学に行くと決断してから、今回決める中で、本当にすごくいろいろな経験をさせていただきましたし。大変なことも多かったので。最後に1つに大学を決めさせていただいて安堵(あんど)の気持ちもありますし、喜びの気持ちもあります」

進むべき道を決め、その言葉には、希望があふれていた。

超名門のスタンフォード大を選んだ理由についても語った。

「世界でもトップの大学であるということは私も重々承知していますし。覚悟の上で、もちろん不安はありますが、最後はすばらしいコンディショニングとサポートもあり、覚悟の上で決断しました。そこで自分自身も勉強させていただくこと。野球選手としてもプレーできる。とても光栄に思っていますし、誇りに思っています」

その中で一番の理由は学業と野球の両立だった。「自分自身、野球だけで今回、決断したわけではありません」として続けた。

「英語の部分でも、自分自身まだまだですし。まだこれから学んで、いろいろな文化、言語、思考を持つ方々との出会い、交流で、より高い知識、知恵、思考を構築できているんではないかと思っているので、そこはひとつモチベーションにしながら、勉強にも力を入れていますし、野球にも力を入れています」

今後は英語が一番のハードルになる。「言語の習得が最優先。それが第1段階だと思っている。語学の勉強はペースを上げて、継続をしてやっていくつもりですし。一番フォーカスしている部分です」と目下は入学に向けて勉強中。ビザ取得の関係もあるが「早く渡米して、4月から単位も取れると聞いているので、自分では早くいきたい」と心は大学へと向いている。

麟太郎が超名門校で究極の文武両道へ。自らの人生を切り開く。【保坂淑子】