今春センバツに出場した京都外大西が公式戦6連敗中だった龍谷大平安に15年ぶりとなる白星を挙げて決勝進出を決めた。
今春センバツでも登板した左腕の田中遥音投手(3年)が先発した。味方の4失策もありながら粘りの投球。4-4で突入したタイブレークでもマウンドに上がると、表の攻撃で勝ち越した1点を守り切って雄たけびを上げた。
最後までマウンドを守り切り、10回6安打4失点で完投勝利。「平安高校に過去6連敗していたので、勝たないといけない。チームで勝つまとまりがあった。昨日先発と言われたときに『もうやるしかないな』と思った。自分で勝つことをイメージしていた」と気合十分のピッチングで勝利に導いた。
今春センバツでは背番号1だったが、今大会では背番号は18。背番号1を乾光葵(みつき)投手(3年)に譲った。1番に自身の名前が呼ばれず「おっ、乾かと思った。本当に驚きしかなかった」と苦笑い。それでも「まだまだ僕も成長できるのかなと思いながら18番を着けています」と冷静に受け止めた。
上羽功晃監督(54)は田中について「背番号18ですが、エースなので」としながらも背番号変更については「さまざまな思いが込められている」と多くを語らず。それでも勝たせる投球に「田中が粘ってくれたのでいい試合ができた」とたたえた。
京都外大西は龍谷大平安に対して09年春の準々決勝で勝ったのを最後に公式戦6連敗中だったが、連敗をストップさせた。決勝戦は明日19日に行われる。指揮官は「田中に連投いくぞというときにどんな形になるのか経験させたい」と夏へ向けての“連投テスト”も頭に入る。
この日132球を投げた田中も「与えられた仕事をこなして自分のバットで返して自分で抑えたらいいかな」と秋に続く京都大会連覇を見据えた。

