全国高校野球選手権神奈川大会の開会式が5日、横浜スタジアムで行われた。公立校の注目右腕、鶴嶺・上川洋瑛(ひろひで)投手(3年)が「下克上」で旋風を起こす。

独特のテークバックから最速147キロの直球をコースに集める投球が持ち味だ。「瞬発力系のトレーニングを中心に取り組んできた効果が出てきました」と手応え。トレーニング量を自分で設定し、マイペースに取り組んでいる。

5学年上の兄・航平さんは強豪の桐蔭学園でプレーしていたが、最後の夏は甲子園に届かなかった。現地でその瞬間を見届けた上川は、番狂わせを演じた勝利チームの姿に「自分も強豪校を倒したい」と思うように。鶴嶺への進学を決めた。

初戦は9日、横浜隼人-横浜平沼の勝者と対戦。「自分たちの伸び伸びした雰囲気で相手を崩していけたら」と目を輝かせ、虎視眈々(たんたん)と下克上を狙う。【深田雄智】