創部6年目の福岡大若葉が夏の大会で初めてシード校を撃破して、夏3度目の4回戦に進んだ。8回に3-3の同点に追いつくと、勢いのまま延長10回タイブレークに一気4得点。私学強豪の九州産の反撃を1点差で逃げ切り、歴史を塗り替えた。

福岡大若葉が初シード校撃破で新たな歴史を刻んだ。延長10回一挙4得点で勝負を決めた。無死満塁から相手投手の暴投で1点をもぎ取り勢いづいた。無死二、三塁で1番水迫幸太内野手(3年)が「夏ノーヒットで迷惑をかけていたので、自分が打つしかないと思った」と気合の中前2点適時打を放った。さらに、大迫は50メートル5秒9の俊足で仕掛け連続盗塁。「左投手の癖を盗むのが得意」と三盗した際、相手捕手の三塁悪送球で4点目のホームに頭から突っ込んだ。

10回裏、選手層の厚い九州産の反撃に遭い1点差に詰め寄られた。だが、3回途中から3番手でロングリリーフの井上幸輝投手(2年)が、7回1/3を122球の粘投。最後の打者を自信のある直球で空振り三振に打ち取り締めた。劇的勝利に、ナインは校歌を歌い終え「ヨッシャー」などと雄たけびを挙げ歓喜した。

現3年生が1年時、土井誉仁監督(53)によると「若葉って何。野球部はあるの」という無名校。同じ福岡大の付属校の福岡大大濠とは知名度で大きな差があるという。練習グラウンドも持たない。だが、毎日2時間の練習では実戦形式練習を徹底して力をつけた証だった。

水迫は「(大濠と)福大対決したい」と話し、4強入りで実現可能な福岡大大濠との系列校対決を望んだ。

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