<高校野球西東京大会:日大桜丘4-3石神井>◇7日◇府中市民球場

石神井の女子ノッカー、木村莉咲さん(3年)の夏が幕を閉じた。中学まで選手としてプレーした経験があり、野球部にはマネジャーとして入部した。

1年夏にチーム事情で助監督を務めることになり、ノックを打つようになった。慣れるまで時間がかかったが徐々に上達し、女子部員のシートノックが解禁されて以降は木村さんがシートノックを任されるようになった。最初で最後の夏のシートノックは「びっくりするぐらいうまくいかなかった」と振り返った。それでも仲間のためにバットを振った。

試合中は「厳しい試合だったが打ってくれると思っていた」とベンチの最前部で声を出し、仲間を懸命に鼓舞した。チームは逆転負けで初戦敗退となり、「もう少し長くやりたかった」と大粒の涙があふれた。それでも「やりきったと思います」と話した。ノックを打ち始めて2年。「頑張ってきてよかった」と最後は晴れやかな表情を見せた。【野見山拓樹】