これがシード校の底力だ! 春夏合わせ計10度の甲子園出場を誇る柳ケ浦が、延長11回タイブレークのサヨナラ勝ち。1死満塁から4番で主将の石川一心(いっさ)内野手(3年)が押し出し四球を選んだ。2-3の9回2死一、三塁では値千金の同点適時打。主将で主軸の一打が、敗戦間際のチームを救った。
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柳ケ浦が、土壇場でよみがえった。2-3の9回2死一、三塁。主将で4番の石川一心(いっさ)内野手(3年)が起死回生の同点適時打を放った。「スタンド、ベンチから『お前に任せた』の声が聞こえていた。主将で4番として打たないといけなかった」。内角カーブを仕留め、右前へ運んだ。一塁ベース上で何度も雄たけびを上げた。「打ってやる気持ちしかなかったので。打球が抜けた時はしびれました」と興奮しきりだった。
5-5で迎えた延長11回1死満塁では、サヨナラ押し出し四球。3時間22分の死闘を制し、何とか初戦を突破した。「勝てたことが何よりも大きい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。チーム内の合言葉は「明豊を倒す」。大会3連覇中の絶対王者を意識し「自分たちは『打倒明豊』がテーマです。明豊の1強を終わらしたい」。ともに勝ち上がれば、準々決勝で激突する。

