日本高野連は26日、第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)の開幕戦で元巨人の江川卓氏(69)が始球式の投手を務めることを発表した。

江川氏は作新学院(栃木)時代にエースとして公式戦で完全試合2度、ノーヒットノーラン9度を達成するなどして注目され、「怪物」と呼ばれていた。73年には春夏連続で甲子園に出場した。

法大を経て1978年(昭53)に巨人に入団。9年間プレーして、通算266試合に登板して135勝、72敗、3セーブ、防御率3・02の成績を残した。1987年(昭62)に現役を引退し、その後は野球解説者として活動を続けている。

以下、江川氏のコメント。(原文まま)

 

持ち帰った甲子園の土を見て

 

春と夏だけに現れるまぼろしの

 

場所に立った若き記憶が

 

よみがえります。

 

今回、チャンスをいただき

 

あの夏と同じ青春の一球を。

 

私にとって50年の空白を

 

貫く一球です。

 

江川卓

 

◆江川卓(えがわ・すぐる)1955年(昭30)5月25日、福島県いわき市生まれ。作新学院時代に2度の完全試合を記録し、甲子園は73年に春夏連続出場。73年阪急1位指名を拒否して法大へ。77年クラウン1位指名を拒否、78年11月に「空白の1日」を利用した巨人との契約が大問題に。連盟裁定で契約無効となり、同年1位指名の阪神から小林繁とのトレードで巨人入り。巨人では79~87年の9年間プレー、通算135勝72敗、防御率3・02。最多勝2回、最優秀防御率1回。20勝を挙げた81年にはMVPに選ばれる。右投げ右打ち。