明石商(兵庫)の2年生エース横山康瑛(こうえい)投手が2戦連続の完封劇でチームの決勝進出に大きく貢献した。
「ストレートの走りが悪かったので変化球中心で抑えよう」と得意のスライダーを中心に丁寧に投げた。9イニング中、6イニングで得点圏のピンチを招いた右腕だが、「1点を取られたら負けると思って投げていた」。あと1本を許さず、4回の先制点を最後まで守り抜いた。頼もしい背番号1の姿に、狭間善徳監督(60)も「今日は横山につきます」とたたえた。
決勝の相手はセンバツ準5の報徳学園。この日の1試合目をスタンドから観ていた横山は「怖いです」と苦笑いも「緩急を生かして投げたい」と冷静に語った。1週間500球という大会の投球制限のため、決勝で残された球数は171球。「甲子園で自分の実力を試したい」と意気込むエースが聖地への切符を奪いに行く。【斉藤 龍平】

