夏の選手権100試合目で白星を飾った中京大中京(愛知)のスタンドに、同校のOB・上野翔太郎さん(27)がかけつけた。

9年前の15年夏のエースでU18日本代表として、大阪桐蔭の西谷浩一監督(54)の下で広島の森下暢仁らと活躍。全3試合18イニングを投げて防御率0.00で最優秀防御率賞を受賞した。

その後は駒大を経て三菱パワーシステムズ(現三菱重工East)に所属し引退した。

現在は神奈川県で三菱重工に勤務し、夏期休暇と重なり、自身が出場した9年ぶりに、聖地へ足を運んだ。「アルプススタンドが初めてなので、自分が応援された景色を9年越しに見ることができました」。

高校では甲子園、大学では神宮で腕を振り続けた上野さんだからこそ、応援の力をしみじみ語る。「球場に行って投げていても、応援って聞こえる。今日は、9年前に、後輩に応援されていた記憶がよみがえりました。100試合目の節目で勝てたことは、とてもうれしく思います」。OBとして、久しぶりに訪れた思い出の場所で、歓喜の瞬間を見届けた。【中島麗】