センバツを沸かせた2年生が甲子園に帰ってきた。最速152キロを誇る山梨学院の二刀流右腕、菰田陽生投手(2年)が初戦の聖光学院戦に先発し、6回までノーヒットの快投を披露。自己最長イニングを投げきり初戦突破に貢献した。

暑さが苦手なことから吉田洸二監督(56)に「ホッキョクグマ」の愛称を付けられていたが、試合前の甲子園の気温は28度。風速5メートルの浜風が常時吹く中で心地よさそうに右腕を振った。今春のセンバツでは2年生としては最速の152キロを出して注目を集め、この日は最速は147キロをマークした。

1点を先制してもらった直後の7回には初安打を許し、暴投と2本の単打で1点を献上。同点に追いつかれ7回途中1失点でマウンドを降り、そのまま一塁の守備に就いた。

試合は終盤に山梨学院が突き放し、夏の甲子園9年ぶりの白星で初の3回戦進出。菰田は「少しでも長く投げて、最少失点に抑える気持ちで投げました。ずっと出力を上げていても、体力は持たないと思ったので。8、9割の力感で投げました」と昨秋以来先発マウンドを回想。6回までのノーノーには「意識してませんでした。打たせて取る気持ち。まずはこの試合に勝つ。チームが勝つために貢献できてよかった」と充実感をにじませた。【平山連】

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