名取北が今夏準Vの東北学院榴ケ岡を9-2で下し、秋としては初の4強入りを決めた。
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快進撃を続ける名取北のマウンドを守るのは五十嵐朔投手(2年)だ。直球主体の投球で立ち上がりを3者凡退に抑える。2回に連打と暴投で2点を献上するも、3回からは変化球主体に切り替えて7回4安打2失点。「チームが勝つことが一番なので良かったです」と胸を張った。
昨年までは投手として「3、4番手だった」と佐藤純二監督(51)。転機は昨年12月。練習に訪れた社会人クラブチーム三和テクノイノベーションの中野泰造監督からかけられた「君は可能性がある。必ず良くなる」の一言だった。
同氏は東亜大(中国6大学)監督時代に3度、明治神宮大会で日本一に輝いている。名将の言葉で、これまでやってきたことが間違っていなかったことを確信した。もともと制球力が強み。走り込みや片足で行うシャドーピッチングなど継続して行うことによって、武器により磨きをかけた。
「そこから自分でも分からないうちに気持ちの変化があったのかもしれません」。新チームから背番号1を背負い「自分にかかっている」と覚悟も新たにした。佐藤監督も「まさか本当に、こんなに頼もしい投球をしてくれるようになるとは」と成長ぶりに目を細めた。
チームとして初の秋4強も「うれしいですけど、あんまり実感はなくて…」と照れ笑いの五十嵐。だが、すぐ前を向く。次戦は王者の仙台育英。「しっかり万全な状態で挑みたい」と力強くマウンドに上がる。【高橋香奈】
○…3試合29得点と打線好調。1回に適時三塁打を放ち、打者一巡の猛攻を呼び込んだ斎一颯内野手(2年)は「相手に隙を見せることになるので喜びはあまり出さないですが…。内心はすごくうれしかった」と振り返った。佐藤監督からの助言を生かし、この日も2安打1打点と好調をキープ。仙台育英戦に向け「守備もしっかり固め、頼れるバッティングをしていきたい」を意気込んだ。

