大阪桐蔭の1年生左腕が、圧巻の公式戦デビューを果たした。ドジャース大谷翔平とほぼ同じ身長、体重の川本晴大(はると)投手(1年)が6回0封の快投。強力打線の援護もあり、6回コールド勝ちで準々決勝に進出を導いた。

身長192センチ、95キロで、最速146キロ。力強い直球を軸に、6回4安打7奪三振1四球無失点で相手打線をねじ伏せた。公式戦初先発とは思えない落ち着きだった。

秋の大阪大会は5回戦から新チームの試合を一般公開し、取材も解禁される。「最初は緊張したけど、お客さんを意識せずに」と冷静なマウンドさばきを披露。5回には先頭7、8番から連打されたが、無死一、二塁で9番を捕打併殺、そして1番は空振り三振に仕留め、スコアボードに「0」を並べた。西谷浩一監督(56)は川本について「しっかりゲームを作ってもらいました。これから成長してもらいたい」と話した。

野球経験者の父と、バスケットボールに親しんだ母の間に誕生。中学3年でU-15日本代表入りした逸材で、この日は公称191センチ、95キロのドジャース大谷に匹敵するスケールで観客を魅了した。高校入寮直後は99キロだったが、厳しい鍛錬で鍛え直し、現在は95キロに落ち着いた。

川本は「先輩と一緒に甲子園に行くために、一生懸命に投げました」会心。頼もしい16歳が、昨年春夏2度とも届かなかった甲子園への推進力になる。

◆川本晴大(かわもと・はると)2009年(平21)9月9日生まれ、埼玉県飯能市出身。小学1年で野球を始め、泉ホワイトイーグルスに所属。小6で西武ジュニアに選出。中学では武蔵嵐山ボーイズと東京城南ボーイズでプレー。大阪桐蔭では1年生の今秋からメンバー入り。身長192センチ、体重95キロ。好きな食べ物は、すし(サーモン)とステーキ。