今秋の奈良王者・智弁学園が近大付(大阪2位)に逆転勝ちし、5年ぶりセンバツ出場へ王手をかけた。

1-6の3回、4安打を集めて4点を奪って1点差。その後、1点ビハインドが続いたが、8回に好機をつくった。2死二、三塁として志村叶大(かなた)内野手(2年)が右中間へ三塁打を放ち、逆転に成功。さらにこの回1点を追加してリードを2点に広げた。

先発でプロ注目の最速146キロ左腕・杉本真滉(まひろ)投手(2年)が2回に5失点。3回にもソロ本塁打を浴びて序盤で6点を失ったが、その後は得点を与えず。毎回奪三振の15奪三振で9回6失点完投勝利を決めた。

小坂将商監督(48)から3回終了時に「冷静に放れ」と指示を受けて修正。4回以降は無失点に抑えて勝利を呼び込み、小坂監督も「悪いなりに4回以降は普段通りに投げてくれた」と助言が生きた。

杉本も「たくさん点を取られることがなかったので焦りがあって力みがあった」と序盤の失点を振り返った。それでも助言を受けて「リラックスできた」と修正して勝利につなげた。

最大5点差を13安打8得点でひっくり返して8強に進出。「甲子園は注目もされるし、強い高校とできる。自分の実力を試したいですし、高校野球の聖地なので目標でもある」と目指すは甲子園のマウンドだ。5年ぶりのセンバツ進出へ王手をかけた。