花咲徳栄(埼玉1位)が法政二(神奈川2位)にコールド寸前から9点差をはね返すミラクル逆転勝利で8強入りを決めた。佐野日大(栃木1位)は中央学院(千葉2位)に競り勝ち、駿台甲府(山梨3位)は下妻二(茨城1位)に17安打9得点で圧勝。甲府工(山梨2位)は桐生第一(群馬1位)に完封リレーで11年以来となる準々決勝に駒を進めた。
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岩井隆監督(55)の次男、虹太郎内野手(2年)が同点の左越え2ラン本塁打を放ち、逆転勝利を呼び込んだ。3点ビハインドで迎えた8回、1点を返しなおも無死二塁。虹太郎は「攻めたバッティングをしよう」と、ボール球を強振すると、打球は左翼芝生席へ突き刺さった。「同点になったー、と頭の中が真っ白になりました」。5回終了時で0-9。コールド負け目前から息を吹き返し、逆転勝利につなげた。
小さい頃から一番近くで見てきた父の姿が土壇場での1本につながった。「監督(父)は勝負に対し『攻めていく』姿勢は大事にしていた」。どんな場面でも攻めの姿勢は崩さない。幼少時から花咲徳栄のグラウンドや試合観戦に行き、父のもとで野球がしたいと思いを募らせ入学した。「兄(福=東洋大1年)も花咲徳栄で監督と甲子園を目指した。自分もしっかりやらないと」。その先には、甲子園の舞台が見えている。

