山梨学院(山梨1位)が、花咲徳栄(埼玉1位)を下し、3年ぶり3度目の優勝を決めた。
怪物のバットは誰にも止められない。194センチ100キロ。グラウンドでひときわ大きな存在感を放つ山梨学院・菰田陽生内野手(2年)は「3番一塁」で先発出場。初回、甘い直球を見逃さず中前打を放つと、波に乗った。
「1打席目に打てれば、自分としても楽な形で打席に入れる」と肩の力が抜けた。3回は痛烈なライナーを飛ばし、三塁線を破る二塁打。5、6回にも安打と、打ち取られる気配はなかった。
極め付きは5点リードの7回1死満塁。この日初めて得点圏で打席を迎えた。「なんか打ち続けていたので、今日は打てるかな、みたいな(笑)」。ノリに乗っている菰田は、自信に満ちていた。カウント3-0から迷いなく振り抜いた打球は、左中間を破る走者一掃の適時二塁打。ダメ押しの追加点を奪い、試合を決めた。
6打数5安打3打点の活躍で打線をけん引し、優勝へ導いた。菰田は「たくさんの支えがあって、ここまで来られた」と謙虚に語った。チームは、11月14日から行われる明治神宮大会に関東代表として出場する。「チームとしてまだまだなところがたくさんある。またしっかり練習して、神宮に良い形で臨めるように」と先を見据えた。

