千葉県高野連は26日、春季千葉大会準々決勝で初めて審判にヘルメットを導入。学館浦安-千葉学芸の球審を務めた成宮和希審判員(31)がヘルメットを着用して球審を務めた。
今月16日、ヤクルト-DeNA戦で球審の側頭部にバットが直撃した件を受け、日本野球機構(NPB)が審判団にヘルメットを可能な限り着用するよう通達した。その一報を目にした千葉県高野連の森川貴之審判部長は即座に動いた。「高校野球も導入されるのかもしれないと思って、すぐにヘルメットを1つ、発注したんです」。到着したのが24日。ちょうどこの日、日本高野連から専務理事を通し「審判員の安全性の観点から、ヘルメットの使用は各自の判断については任意とする」という内容の連絡があったという。
この日、森川審判部長のヘルメットを、成宮審判員が使用した。「慣れない分、まだちょっとズレたりすることはありましたが、そんなに違和感なく使えました」。試合前には、マスクのバンドを調節し、激しい動きに対応できるように入念にチェックし、本番に備えた。「中には木製バットを使う選手もいます。選手たちも、いい打球を飛ばそうと頑張って打った打球やバットが、思いもよらないところに飛ぶこともある。選手たちにはプレーすることだけに集中して、ベストパフォーマンスを出して欲しい。アマチュア野球は安全で、かつ楽しくあるべきだと思いますので」。審判の安全はもちろん、選手たちのパフォーマンスへも配慮を示した。
少しずつ慣らしながら、対応していく。成宮審判は今後について「またトライしてみたいと思います」と、前向きに捉えた。

