敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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“超高校級”を相手にも逃げずに全力で立ち向かったからこそ、韮崎・鈴木壽人(ひさと)投手(3年)は大きな勲章を得たに違いない。山梨学院・菰田陽生投手(3年)に許した特大アーチに「率直にうわぁーすごいなと思ったのが一番強くて。もうすごいの一言しかないですよ」と舌を巻いた。
悔しさはもちろんあるが、真剣勝負を楽しめた満足感が言葉にあふれた。対戦が決まった時には「ちょっともう落ち込んじゃって」と正直に明かすが、部員11人全員で声を掛けて戦おうと切り替えた。初回に打者12人の猛攻から6点を奪われたが、菰田の第2打席を二飛に抑えたことには「いい思い出です」と胸を張った。
投手力を磨こうと動画を見あさり「それこそ菰田君はとてもコントロールが良くて、変化球もいいピッチャー」と参考にしてきた。試合に敗れた後、菰田と一緒に写真に収まった。「僕も手がでかいんですが、僕以上に大きくてドン引きです(笑い)これから間違いなくプロ、メジャーまで行くような選手。帰ったらSNS中心に菰田君のホームラン動画がいっぱい挙がったり、全国ニュースにもなるのかな」。悔しげな言葉とは裏腹に、全力で戦い終えた表情に笑みが浮かんだ。【平山連】

