飯能(埼玉)が劇的なサヨナラ勝ちで開幕戦を白星で飾った。

1点を追う9回裏、1死一、三塁、1番主将・大窟晶斗外野手(3年)の犠飛で同点に追いつくと、2死二塁から2番・大熊百合都内野手(3年)が中前へサヨナラ適時打を放ち、逆転勝利を収めた。

試合後、大熊は「しっかり振り切ってジャストミートできたので、抜けると思っていました」と笑顔。

甲原史朗監督(40)は「この1年間取り組んできたメンタルトレーニングの成果、そして泥臭く1つの進塁にこだわってきた結果が、この大事な場面での勇気につながった。これで勢いをつけて次も一戦一戦戦いたい」と選手たちの成長に確かな手応えをにじませた。

先発したエースで4番の各務碧弥投手(3年)は相手打線に2ケタ安打を浴び、試合途中には足をつりかけるアクシデントに見舞われながらも「最後まで腹をくくっていく」と150球を超える熱投。「試合中の笑顔とか自分の中に感謝を伝えることを意識したので、そこでチームの雰囲気がガタンと落ちずにいい状態で最後まで行けた」と振り返った。

主将・大窟の犠飛でつないだ執念の攻撃が実を結び、チームは最高の形で夏の初戦を突破した。【会田京叶】

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